さて、前半ではシンガポール、ノルディックサークル、ロボットモビリティステーション、スイス、ポーランド、夜の地球のパビリオンを紹介しましたが、
今回は後半です。
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各パビリオンの感想(後半戦)
パソナ
パソナのパビリオンは、西ゲート入って右手のひときわ目立つ白い建物(ドーム?)ですね。
先っぽにアトムが乗ってます。
私は予備知識あんまりなかったのですが、
iPS細胞で作った心臓と心膜が展示されているのがけっこうな話題なようで、
常にものすごい人数並んでいました。
列の最後尾で「1時間待ち」との案内がありましたが、実際には30分くらいでした。
ただこのあたりほんとに何もないので体感では1時間くらい並んでたような・・・

パソナのパビリオンものすごい広くて、コンセプトも展示もいろいろで、
なにがなんだかよくわかりませんでした(笑)
まず入って最初に、地下から天井に向かって続く地層みたいなもの。
歴史を表してるのか、そうじゃないのか・・・


そのあとなぜかアンモナイトとかアンモライトとか謎の時計とか・・・
※アンモライトとは、アンモナイトが化石になる過程で、貝殻の内側のキラッキラの部分が作用して何千年何万年かけて宝石みたいになったもの?みたいです。
キラキラのアンモナイトってコト?



そういえばパソナのパビリオン自体、上から見ると大きな巻貝とアンモナイトの形になっているらしいです!全然気づかんかった!
そのあとはなんかブラックジャックとアトムのコラボ動画を見て・・・
(どっちもよく知らないからよくわからない)

その後がお待ちかねのiPS心臓。
最後じゃないんだ・・・とちょっとびっくりしましたが、
やはりみなさんココがお目当てのなのか、めちゃ混み!
これ、写真だと周りの人の映り込みとか光の関係でまったく何かわかりませんが(笑)
肉眼で見ると、小さい心臓がぴくん、ぴくん、って脈打ってるのがわかりました。

これは心臓ですが、心膜の方もちゃんと動いてました。
なんの動力もないのに動いてるって、冷静に考えたらちょっとぞっとするけどすごいですよね。生きてるみたい。
ニュースでやってましたが、このiPS心臓と心膜、パソナのバックヤードに予備が置いてあって、3ヶ月?くらいで動かなくなるから培養して一定期間で入れ替えてるらしいです。
なんか、いろいろすごくていろいろ怖い・・・
その後はふたたびアトムとブラックジャック。

ブラックジャックが未来でアトムを直したみたいなこと・・・?
このブロックが積みあがったモニターみたいなもの、いろんな映像が流れるのですが、動くし高さが変わるしで、見ててすごくふわんふわんした気持ちになりました。


いろんな角度から見るとおもしろいです。この海の映像きれいだったな~
ストーリー(?)としてはちょっと怖いところもありました。
私はストーリーより、この正方形がどんなふうに動いてるのかが気になりました。
また、その後はヘルスケア部門?
未来のベッドとか、手術マシンとか、ロボットとか。


で、このあと、
なぜか小さくなって地下の世界に入っていくという・・・
何かなぞの光る巨大ワームみたいなものがいて、
地下の世界のすきまから地上の1日をのぞき込む的な。



↑昼間は虫がわんさか歩いたり、猫が覗いてきたり。
夜になったらグローワーム的なもの?
一面に光るつぶつぶが星のようにあらわれてきれいです。
この後は、ちょっとしたお土産コーナーがあってパソナパビリオンはおしまい。
パソナパビリオンは、やはり人工心膜と人工心臓が印象的でした。
正直そんなに期待していなかったのですが、実際目で見てみるとやっぱり、すごいものを今見ているんだ・・・という衝撃がありました。
ただ、非常に混む!😢
マレーシア

マレーシアのパビリオンは、外観からめっちゃ目立つ!
竹?の柵が折り重なったみたいなデザインで、大きいし、形も独特だし、近くを歩いてるとよく目につきます。
結構混んでましたが、パビリオンの前の広がったスペースで、民謡?やダンスを披露してくれる催しがあったりして、退屈しなかったので意外と早く中に入れました。

結構ものすごい音量なので、かなり遠くにいても聞こえる😅
中央にはクアラルンプール?都市部~工業地帯~農業地域のジオラマが飾られていて、
まわりには実寸大のいろんなマレーシア料理の屋台(サンプル)も!





味の想像もつかない食べものも多かったですが、自由にさわったりできるので写真撮るだけで楽しかったです♪
マレーシアの人って食べるのが大好きらしいんですよね。
たしかに食べものに対する本気を感じました(笑)
その後は各都市の歴史を紹介する通路を通り抜けていきます。
過去と現在の写真が展示されていますね。


その先は大きな吹き抜けの階段になっていて、
マレーシアパビリオンの外観でも象徴的だった竹を使った?大きな木のモニュメント。
なんか涼しげでいいですね~

その先はKLの周辺のジオラマと光を使った演出。
プロジェクションマッピング?じゃないけど、なかなかサイケデリックですね。


このあたりにきれいそうなトイレがあったのですがなぜかこの時は使用不可・・・
最後はマレーシアのお土産を買えるショップと、マレーシア料理が食べられるカフェ!
イスラム教徒が多いマレーシアなので、ムスリムフレンドリーなメニューになってました!

まぁ、めっちゃ高いんですけどね・・・
そして、マレーシアパビリオンについては黒いうわさが・・・
マレーシア政府が万博出展に際していろんな会社からデザインなどの案を公募したらしいのですが、選ばれた会社に対して、政府はデザインだけ勝手に使用して報酬を支払わなかったというような現地ニュースをネットで見かけました😅
他のパビリオンでも日本の施工企業に対しての未払いなどが問題になっていますし、闇が深いですね・・・
BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャンドーム)

これ、知人に事前に「よかったよ~」と聞いていて、楽しみにしていたパビリオンでした。
が!
よく調べもしないままなんとなくのイメージで行ったところ、思っていたのとだいぶ違う内容でびっくりしました(笑)
結果とてもよかったので、行けたことはよかったんですが、
名前から想像するに、こう・・・
ドームの空間全体に青い海が投影されて・・・熱帯魚とか泳いでて・・・🐟⭐🌴
まるで海の中にいるみたいな・・・ファインディングニモ的な感じを勝手に想像してしまっていたのですが。
実際にはかなり社会的な、
具体的には海洋汚染を訴えかけるまじめな内容でした。(とは言っても普通に考えさせられる良い内容だった)
※ちなみに予約なしだったのですが、朝から当日予約にずっと貼りついていたら、意外と動きが激しくて、空いたり埋まったりを繰り返していたので数回のチャレンジで予約取れました。
タイミングが合えば意外といけます。

まず中に入ると、白い板の上を水滴が転がり落ちていくオブジェ。
これが、キラキラのつぶつぶがするする~っと動いていったり、ひと塊の水流になってぷるぷるのヘビみたいにくねくねと進んでいくのが見ていて癒されて、気持ちよかったです(オノマトペだらけ)
どういうコンセプトなのかはわからず・・・たしか撥水に関する展示だったような?
また、この建物は3つのドームが連なっているのですが、
ひとつは竹、ふたつ目はカーボンファイバー、3つ目は再生紙でできている?らしく、木を使わない未来の建築みたいなことがまわりに掲示されていました。
が、混みすぎてゆっくり見られず・・・
↓こちらは3つめのドームですが、たしかにラップの芯みたいなのを組み合わせて作られてる!

さて、その先には階段状になっている客席があり、正面に大きな黒い球体。(ちょっと怖い)


結論から言うと、私が想像していたドームへの投影ではなく、この球体に様々な映像が投影されます。
はじめは地球。徐々に日が当たっていくようで、とってもきれいです。
続いて夜の地球。「夜の地球」というパビリオンもあったので、既視感(笑)




つづいてイワシの大群になったり、海底に行ったり、そしてここからが本題。
主に海洋プラスチックごみの問題について訴えかける内容で、正直ちょっと胸が痛くなりました。
小さいお子さんなんかにはちょっとおどろおどろしい音や暗さで怖い場面もあったりするかもしれませんね。
見入ってしまってその後の写真は撮れず😅
ここを出たところにも、
海洋ごみなどに関するたくさんのメッセージが壁に書かれていました。
例えば、「人間は1週間にクレジットカード1枚分くらいのプラスチックを摂取してしまっている」みたいな。
目の前を歩いていたお母さんが、小さい娘さんふたりにもわかるように一生懸命説明していて、
いいお母さんだなぁ・・・と思いながら見ていました。
子どもの教育という面でもすごく意味のあるパビリオンでしたね。
もちろん特に大人が考えなきゃいけないんだけど。
未来の都市
つづいて未来の都市パビリオン・・・めちゃくちゃ遠いです!
西ゲートのさらに奥、会場の端も端、ほんとにはしっこにあります。
私たちこのあと東ゲートまで帰らなきゃいけなかったんですが、もう本当に辛かった・・・
ここに行くまでも、行ったあとも中心部まではかなりの移動が必要ということを念頭においておきましょう🐾


こちらが未来の都市パビリオン。
正直どういう内容か全くわからないまま、3日前予約でアクセス障害に跳ね返されまくって、予約取りたかったパビリオン全滅したあとかろうじて取れた予約枠でした(笑)
さて、中に入るとしばらく入り口で待機するのですが、
途中でVtuberみたいななぞの案内人のキャラクターが映し出されてしばし歓談(?)
その後は壁に投影された人間の暮らしの変遷について?の映像を見ながらすすみます。




内容がどんどん未来化していって、
最新技術を用いた生活様式みたいなものを垣間見れます。
このパビリオン、たくさんの聞いたことある企業の協賛なのですが、
ちょっとしたゲームなどでお勉強するコーナーも。(時間なかったのでスルー)

私たちは、どうも予約の際にたまたま「シアター付き」みたいなものを選んでいたみたいで、
大きなスクリーンが広がるシアターで臨場感あふれる劇(?)を観ることになりました。

と言っても実際出てくるのは生身のお姉さん一人で、あとはスクリーン上のAIと、少年のキャラクター。
感想としては、
「お姉さん・・・がんばってるな・・・☺」という感じ(笑)
雰囲気としてはまぁまぁ子ども向けではありましたが、それぞれ各人がスマホを使って参加するところがあったりして、ただの劇ではなかったです。
席に座って待機中に、前のスクリーンに表示される通り、スマホを連携しておきます。
・・・これが難しくてご老人などはちょっと「???」って感じでしたが、スタッフの人がタブレット貸し出しなど対応してましたね。
ちょっとストーリーはうろ覚えなんですけど・・・
未来に住む少年が、未来の生活はすごい色々システマティックになりすぎててつまらないから、いっしょに変えてほしい・・・的な?

それで、未来の生活について3パターンの選択肢が与えられて、
どれが一番魅力的かというのを先ほど連携したじぶんのスマホから選択して、会場の投票数によって3つのどの未来になるかが変わるというもの。



間違いの選択肢とかは含まれていなくて、3つとも理にかなった内容になっているので、どれを選んでも正解です。
正直そんなに楽しいとか、目新しいというほどのものではなかったですが・・・(笑)
お子さんがいたら楽しいかもしれないですね。小学生の社会見学みたいな感じです。
その後にも、各企業の未来に向けたいろんな技術の紹介コーナー。
広いスペースに各企業の展示があって、小さいビックサイトみたいな感じでした。
さすが、各国のパビリオンののっぺりした展示と比べるとかなり力入ってて、おもしろかったです。
(ただ、時間が無くて&人が多くてさっとしか見れなかったですが)





もっと時間に余裕があってゆっくりじっくり見て回れたらよかったのですが、
比較的子ども向けに作られていて、こんなのがあるんだ!すごい!みたいなことを感じられるんじゃないかというパビリオンでした。
大人にはちょっとそこまでの驚きはなかったですが、思っていたよりは3倍大規模でおもしろかったです。
モザンビーク



正直に言います、空いてたから入ったモザンビークパビリオンです🙇
かなり小規模な広さで、中央に大きなヨットをもした帆とベンチが置いてあるので、ちょうどいいとばかりにみんなそこで休憩しているようでしたね。
壁沿いに映像などの展示がしてあって、
これが、意外とすごくちゃんと作られていてけっこうおもしろい。
正直、どこにあるかもわからない、なんとなく聞いたことあるレベルの知らない国でしたが、
こういう馴染みのあまりない国が、東アジアのちっちゃな国の万博に出展するために、いろいろ工夫してこういう展示を作って、せいいっぱい自分の国を知ってもらおうとしているんだ、と思ったらけっこう心に響くよね・・・という瞬間が、万博にいると何度かありました。
民族衣装?というか伝統的なデザイン?のグッズとか工芸品みたいなものもあって、
思い付きで入ったものの、ちょっと休憩もできて、目でも楽しめて、意外な発見でした。
・ ・ ・
さて、私の訪れたパビリオンを紹介してきましたが、
次はパビリオンの外の部分、万博会場内のあれこれを紹介していきます。
最悪パビリオンにどこも入れなくても、見て回るだけでもまぁまぁ楽しめるのでは?というご紹介です。
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